Sunday, June 07, 2009
三菱自動車が電気自動車「i-MiEV」を発売、2009年7月下旬に納入開始
三菱自動車は電気自動車「i-MiEV」を発売し、2009年7月下旬から納入を開始すると発表した。初めは事業者(フリートユーザー)向けにリース販売する。価格は459万9000円で、139万円分の補助金を差し引くと320万9000円になる。
販売目標台数は、2009年度で1400台を見込む。現在、リチウムエナジージャパンによる2次電池の生産台数の拡大を急いでおり、電池の生産増を受けて、i-MiEVの生産台数の増につなげる。
「次の100年を走る、先駆けとなるクルマとして開発した」(開発責任者でMiEV事業統括室長の橋本徹氏)。2010年4月には一般個人向けの販売を開始する計画で、2009年7月下旬に受注を開始する予定。
軽自動車「i」をベースに開発した。全長3395×全幅1475×全高1610mm、ホイールベースが2550mm。全高が10mm増えた以外はiと同じ。車両重量は1100kgで、iの2輪駆動車と比べて200kg増えた。
モータの最高出力は47kW、最大トルクは180N・m。Liイオン2次電池と電池パックは、リチウムエナジージャパン製で、床下に平面状に配置した。衝突時に安全を確保するために、井桁状のフレームを用意し、フレームの上に電池パックを配置して床下に組み付けた。電池電圧は330V、電池容量は16kWh。1回の満充電での走行距離は160km。電力消費率は125Wh/km(10・15モード)。一般社団法人の次世代自動車振興センターによる139万円の補助金を利用できる。